病気名(症状・原因) 

ここに上げています病気は一例です。
規則正しい生活、バランスの良い食事、衛生的な環境。ストレスを与えないことで
病気はある程度、防げると思っています。
しかし、かかってしまうと早期発見・早期治療が一番だと思います。

病気の症状はいろいろあります。
飼い主の「この子いつもと違う、おかしい」これが一番頼りになる事だと思います。
普段から自分の「鳥の様子を知っておく事」これが発見を早め、早期回復への近道だと思っています

― 下の病名をクリックして頂きますと、ジャンプします。 ―

ワムシ羽虫気嚢ダニ 条虫コクシジウム症トリコモナス症皮膚真菌症カンジダ症
クラミジア症(オウム病)気道炎副鼻腔炎そのう炎食滞腫瘍胆のう腫肝臓肥大脂肪過多症
甲状腺機能低下白内障栄養性脚弱毛引き症てんかん様発作卵詰まり卵管脱脱肛

緊急の場合
まず、保温して下さい(状況に応じて25度〜30度位)
35度以上になると脱水症状を起こします
ポカリスエット(1,2滴)・砂糖水(1,2滴)・蜂蜜(爪楊枝の先に少し)等
(上記文章をクリックすると、飲ませ方へ飛びます)
与えると、一時的に回復する場合があります
カイロ等で、保温をしつつ早急に獣医さんの診察を受けて下さい。
病名 症状 原因
― 外部寄生虫 ―
ワムシ
夜になると痒がり騒ぐ。 ワムシによる吸血。
― 外部寄生虫 ―
羽虫(ハジラミ)
羽根がささくれる・穴が開く。 羽虫により羽根を食べられる
― 外部寄生虫 ―
気嚢ダニ
息苦しそうな呼吸をする。 ダニが呼吸器官に寄生。


― 内部寄生虫 ―
条虫
フンの中の1mm〜2mm虫が肉眼で確認できる。 病鳥からの感染。
他の病気を患うと重症になるおそれあり。
― 内部寄生虫 ―
コクシジウム症
軽症の場合殆んど症状がでない。ストレス等で体力が落ち、寄生数が増えると発症。
ヒナ・若鳥が感染すると、黄褐色の下痢、不消化フンをする。
コクシジウム原虫によるもの。病鳥のフンが付着した餌を口にする。
― 内部寄生虫 ―
トリコモナス症
喉の辺りからプチプチと音がする。
そのうが赤くなり気泡がみられる。
症状が進むと、眼をショボショボさせ、見た目にも腫れがわかる。
口の中に白いチーズ状の物が見られるようになる。
元気食欲減退、鼓膜が突出
成鳥でも罹る可能性あり
トリコモナス原虫によるもの。
親からの感染。
病鳥と同じ挿し餌具・水入れ等を使った事による感染。

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皮膚真菌症 水浴びをあまりしない文鳥に見られ、首より上の部分に多い。
羽根が抜け皮膚が赤く盛り上がる。
症状が進むと、皮膚が黄色くなりかさぶたのような角質層が出来る。
文鳥特有
糸状菌と言うカビの一種が皮膚に寄生する為。
カンジダ症 初期には食欲が増える。フンは軟便で大量にする。
症状が進むと、嘔吐・食欲が減り(食べたふりをする。)フンの量が減る。
さらに進むと、黒っぽい下痢・未消化のものをするようになり、絶えず羽根を膨らませ元気がなくなる。
菌の型は症状が進むにつれ
「レモン型」→「ダルマ型」→「こん棒状(棒状)」と変化する。
カビと同じ真菌の仲間。作り置きの餌や、ご飯・パンなど人間の食べ物を与える。
クラミジア症
(オウム病)
急性型―尿が黄色になり、
肝臓肥大・嘔吐・下痢・食欲不振・鼻水等の症状が出て、呼吸が荒くなり結膜炎や眼瞼炎の症状等がみられる 。
慢性型―慢性的に痩せていて、羽根に艶がない。
クラミジア・シッタシの感染。フン塵(乾燥したフン)により散らされる。
人間が感染した場合、肺炎に似た症状が出る。

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気道炎 初期は近づくとかすかにプチプチと言う音がする。元気・食欲に変わりないが、進行すると共に減退する。
症状が進むと開口呼吸をするようになる。(特に激しい運動後酷くなる)さらに、嘴・脚の色が紫色になり、肝臓が腫れる。
細菌やウイルス・真菌・トリコモナス等の感染。空気感染。
副鼻腔炎 初期は、くしゃみ・鼻詰まり。次第に元気が無くなり、顔が腫れ目も炎症を起こす。 緑黄色野菜(ビタミンA)の不足。ストレスによる、免疫力の低下。
そのう炎 生あくびや吐くような動作をし、水分を多く取るようになり水分の多いフン又は下痢をする。そのうが赤くなり、ガスや粘液が溜まる。 人間の食べ物を与えたり、挿しえ方法の誤り。
食滞 羽根を膨らませじっとして、餌がそのうに溜まり胃や腸に流れなくなる。5時間以上経っても多く残っている場合、細菌や真菌が増えそのう炎を併発する。 保温や加湿不足・腸炎やカンジタ症。

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腫瘍 文鳥の腫瘍の多くは腺癌。
場所は首の部分が多く、身体にも出来る(甲状腺・尾脂線等)。身体表面の場合、嘴で突くなどしなければ比較的長い間食欲や元気あり。場所により、内出血や腫瘍でそのうが圧迫され餌が食べられなくなる。
ウイルス性の物もあるが、原因は不明。
胆のう腫 やや元気がなくなり、羽根を膨らましている。食欲等見た目に大きな変化はないが、症状が進むと時々フンに粒のままの餌が出たり、太く白っぽいフンをする。動きが鈍り羽根を絶えず膨らませ、お腹の辺りに少し膨らみが見える。又はお腹の真中よりやや左側に緑色の塊が見える。 文鳥特有
原因は不明。

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肝臓肥大 尿が濃い黄色又は黄緑色になる。場合により下腹部が腫れたり呼吸が速くなる。嘴や脚の色が濃く暗い感じになり、緩く水っぽいフンをしたり未消化の黒っぽいフンをする。 細菌やウイルス、真菌等の感染。腫瘍や中毒、栄養性の病気。代謝性のもの。遺伝。人間の食べ物を長期間与える。 


脂肪過多症 首や背中、お腹などに黄色い脂肪がつき動作が鈍くなる。やがて、少しの運動でも開口呼吸をするようになる。羽根が抜けやすくなり、水分を多くとるようになる。 過食や運動不足。代謝異常 。

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甲状腺機能低下 シナモン文鳥に比較的多い。脚や指の表面が白くガサガサになり、少食でも脂肪が蓄積さる。寒さに弱く、羽毛が抜けやすく生えにくい。甲状腺が腫れる。 先天的のもの。ヨード不足。


白内障 3歳以上の白文鳥に比較的多い。初めは片方が、しばらくしてもう片方も発症する。
瞳孔から見えるレンズの部分が白く濁る。
遺伝やホルモン関係。原因は不明

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栄養性脚弱 手乗りヒナの挿しえ中に多い。飛ぶ練習をし始める生後2ヶ月前後に発症が多い。 さし餌の栄養が足りない。
仕方が間違っている。
(ムキ餌のみ・水分が多すぎ・作り置きして腐敗したような餌)
保温が足りなくてヒナ自身の消化・吸収能力の低下。遺伝やホルモン関係。原因は不明


毛引き症 自分で羽毛を抜いたり折り曲げる。同じ部分にだけ執着して抜く。寄生虫や、内臓疾患による痛みの場合あり。癖になると治りにくい。 ストレス。原因不明。


てんかん様発作 白文鳥に比較的多い。ククッキュ〜と言う声を出しながら、力なく眼を閉じ全身の力が抜ける。精神的な負担から起きる。年齢的に若鳥よりも高齢な鳥が、雌より雄に多い。 文鳥特有
原因不明。

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卵詰まり フンが出にくくなる。卵が詰まって1ヶ月程度すると、羽根を膨らませ止まり木・かごの隅にうずくまる。繁殖中は巣の中にうずくまる。
症状が進むとフンが出なくなり、羽根を膨らませ呼吸が荒くなり、食欲がなくなる。さらに進むと、少量の黒っぽい下痢しか出なくなり、餌を吐いたり痙攣を起こす。
冬場や、突然寒くなる秋から冬にかけ発症。4歳以上の高齢の鳥・身体の小さい鳥。初産の若鳥。カルシウム不足。絶え間なく、次々と産卵させる。


卵管脱 卵管が総排泄腔から出る。産卵時に卵の周囲に貼りついて出てくる。脱肛と同じような状態。 卵が詰まり産卵に必要以上、時間がかかりいきんでしまう。


脱肛 肛門の粘膜が出て、赤く腫れる。 産卵期のいきみが原因。



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